子供の頃、トヨタ党でした。その理由は、家の車がトヨタ車だったこともありますが、好きなところがありました。
トヨタ車でGTと名乗るグレードは、DOHC(ツインカム)エンジン車であったことです。当時、DOHCエンジンは、憧れのエンジン。そのエンジンが載るGTというネーミングは、かっこよく感じられました。
昭和50年前後は、排ガス規制到来で厳しい頃でしたが、トヨタは、昭和39年以来の技術パートナーであるヤマハ製造のDOHC車を造り続けました。2TGや18RGのDOHCエンジンを載せたトヨタ車は、セリカを筆頭に、コロナ、カリーナ、カローラ、スプリンターなど多岐にわたりました。
とにかく当時、GTというエンブレムを見るたびにカッコいいな~と。
遡ればトヨタには、特別なGT(2000GT)がありました。ヤマハとの縁でスタートしたスペシャルカー。(但し、2000GTには、対米輸出を念頭にいれた2.3L SOHCエンジン搭載のモデルも少数生産されましたが、市販はされなかった)
トヨタにとってGTというネーミングは特別なものなのかもしれません。
GT=DOHC。
私は、このトヨタの記号がちょっと好きでした。