無駄使いはしたくないものですね。
それには、無駄使いをする心理を知ることが大事だと思います。
メンタルアカウンティングという心理を知る…
私は、この心理を知ってから無駄使いは少し減ったかな…と感じています。
何事も意識することは大切なことだと思います。
メンタルアカウンティングとは、人はお金に関して時に不合理な判断をしてしまうという心理を表す概念。
「心の会計」とも呼ばれてます。
同じコストでも、状況によって価値の感じ方が変わる。
例えば、日常生活(普段の生活)の中で、お昼ごはんの1,000円は、ちょっと高いと感じたとしても、旅先などで食べる、お昼ごはんの1,000円は逆にちょっと安いと感じてしまう感覚です。
これは使い道の名目が変わることで価値の感覚が変わるということ。
「普段の飲食費 口座」と「遊びの娯楽費 口座」の違い。
お金を使うとき、どんな名目の口座を開設するかで、その価値、感覚が変わるかです。
昨日も、家族が旅先の帰り道にちょっと喉が渇いたということで、立ち寄って買ったコーヒー代は、450円でした。
普段は、1円単位で高い安いと、うるさいのですが、こんな時は娯楽費口座で太っ腹になります。
人間は、「もったいない」と思う気持ちがあると思いますが、この気持ちが、お金を使う時に合理的な判断ができにくくなる場合もあるようです。
ある行動や判断に伴ったコスト(時間や労力なども)が脳裏から離れず、その後の行動や判断に影響を与える心理…
そんな沢山の行動に対して自分の心の中に、それぞれの名目の口座が沢山開設されると無駄使いをする可能性は高くなるようです。
無駄使いをしないためには、できるだけメンタルアカウンティング(心の預金口座)を開かないこと…
個人的には、飲み食いくらいの費用は、そんなにうるさいことをいうのは…と思っていましたが、このメンタルアカウンティングを知って、食事は日々のことなので少しだけ意識をしたら食費は3割以上は減ったイメージです。今まで冷蔵庫の中は、いつもいっぱいで賞味期限切れのもので余りがちでしたが、自然に整理整頓されて無駄が減った感じです。
あの時、買っておけばよかった…という後悔もないですね。
意識したことは、今必要なものだけを買うようにして、まとめ買いや、ついで買いをやめました。これらはメンタルアカウンティングで別口座開設になりやすいため注意が必要なところです。
そんな意識で、あらためてスーパーなどの店内を見渡すとメンタルアカウンティングの心理に影響を受けやすいと思われる販促策でいっぱいだったりします。
目的のものがなくて、予定外のものを買ってしまうことも、メンタルアカウンティングの心理作用。
ところで、金額が大きい車などに関わる費用も、メンタルアカウンティングを意識することが大事だと思います。
日頃ものを買う時に思う…
メンタルアカウンティングを意識して無駄を省いて、いい意味での贅沢ができればいいかなと思います。