私は、長距離移動をするときは、自分運転の車か高速バスが多いです。
車が好きだからというのもありますが、高速バスについては、まずは料金の安さが魅力です。あと時間はかかりますが、夜間移動で寝ている間に目的地に着けるので、時間が有効に使えるのも気に入っています。
料金については、私の例で新幹線であれば、片道13,060円ですが、高速バスであれば、その半分以下で移動が可能です。(所要時間:新幹線は約2時間で高速バスは約8時間)
先日利用した高速バスは、格安の2,330円でした。
その差はなんと、1万円以上!!
この差は、大きすぎます。
いつも利用する高速バスは、料金的に5,000円ちょっとなのですが、今回は最安値コースにチャレンジしてみました。
どんなボロいバスか??
どこかのバス会社の払い下げ車両か・・?
最初は心配でしたが、そんな心配は無用でした。
結論から言えば、私的にOKです。
第一印象は、新しいので綺麗で気持ちが良いでした。
私が乗ったのは、日野自動車の新型車両!
最近の車両らしく全席にUSBで電源が取れようになっていました。
ただし、いつもの高速バスと大きく違うところがあります。
それは、座席数!いつものバスは28席に対して49席仕様!
その差は、なんと21席!!
料金が安い理由は、そこにあります。
28席の座席数に抑えてある仕様は、シートのサイズやリクライニング機能向上、隣席との間隔を考慮優先した快適仕様。
49席仕様は、基本は通常の観光バス(遠足バス仕様)です!
でもここは思い込みを捨て、乗って判断というところです。
そもそも以前に初めて高速バスに乗ろうとした時、私の周囲は、「疲れて体も痛くなるから、やめたら・・横にもなれないし眠れないよ!」と忠告されたことを覚えています。(ちなみにその人は、乗った経験がない人でした。)
しかし、実際乗ってどうかと言えば、そんな大げさなことはなかったというのが実感でした。寝ている間に着くので長時間乗っている実感もそれほど感じないものです。
何事も自分で試して判断することは大事だと思います。
横にならないと眠れないというのも、ちょっとの意識で変わる気がします。
私は、以前にある本で「昔は座って寝ていた」というのを見た記憶があって、横にならなくてもちゃんと寝れるとは少し思っていました。
人間そんな意識だけで感じ方が、違うような気がします。
昔は座って寝ていたというのは、国や状況によっても違うようですが、敵が来てもすぐに対応できるようにとか、16世紀の英国では、みんなが座って寝ていた⁇などいいう話もあるようです。悪魔が死体と間違えて魂を持っていくという迷信を人々が信じていたなど・・
とにかく少しでも先入観を持たないことが大事だと思います。
あと大事なのは、経験上、ちょっとの工夫だと実感しているところです。
ポイントは、人間の感じる部分の遮断です。
目、鼻、耳からの情報入力を極力カットすることで感覚的にプライベート空間にいる気分にすることです。
ここは、極めて重要だと実感しています。
それとその3品も選ぶポイントがあります。今まで色々試しましたが、アイマスクは、圧迫感が少ない大き目のもの(私のは百均の安いものですが・・)、耳栓は万一外れ落ちても探しやすいひも付きのもの、口マスクは大き目の口元空間がゆったりしているもので耳かけがやわらかく長時間しても痛くならないものです。
あとスリッパもあったらいいですね。ちょっと料金が高いバスだとサービスでくれたりします(足置きのフットレストなどもついてますね。)今回のバスは、ないだろうと思い持参しました。
長時間だと足も圧迫されてむくみますから・・
個人的には、途中の休憩時は、外に出て軽くストレッチをするのも良いと思います。
今回の、格安高速バスは、その対応効果も実感できて次回もアリだと思いました。
ちなみに帰りは28席仕様の高速バスに乗りましたが、座った瞬間、あまりの快適さに「ファーストクラスやな!」とつぶやいてしましました。
人間の慣れはこわいものだと思いますね。
今回の格安高速バス乗車で、これもアリだと判断できたことと、今まで利用してきた28席仕様のありがたみを感じることができました。