スポーツカー・・運転そのものを楽しむことを目的とする車、そしてその美しい機能美は、いつの時代も憧れの存在だと思います。
車好きであれば、一番興味があるところではないでしょうか。
私も大好きです。昔はスポーツカーの定義などと堅苦しいことを考えて、色々こだわりを探求したこともありました。
でも人それぞれ、スポーツカーへのこだわりは、色々とあると思います。
皆さんはいかがでしょうか?
私がスポーツカーとして、まず認める基本の一つは、どのグレードの車に乗っても、その車のキャラクターが共通していることでした。
ちょっとわかりづらいですが、その車(スポーツカー)の性格ですね。
例えば、日本車の中でずっとぶれていないな~と感心したのは、マツダのRX-7でしたね。
SA、FC、FDと走りにごだわった情熱、こうあるべきという主張は、どのグレードも共通していたと思います。
そして、それを長く貫いたところは、日本を代表するスポーツカーとして魅力を感じました。
あとロードスターも・・ですね。
ちょっと恥ずかしいですが、昔、私が自動車専門誌へ投稿した記事です。
当時、そんな思いを綴ったものですが、時代を感じます。
先日、日本自動車工業会の図書館に行ったのですが、そちらにあるバックナンバーから見つけました。とても懐かしい気持ちにもなり、今更ながら、ちょっと日産に申し訳なかったという気持ちにもなりました・・
しかし、あれからフェアレディZを振り返れば、日本で一番歴史のあるスポーツカーであり、現在も存在させているところに大きな価値と夢があると思います。
ところで、この当時は、まだ一見スポーツカールックの車が多かった時代でした。
スペシャリティカーというカテゴリーもありました。
だから、量産メーカーである日本のメーカーは色々と苦労があったと思います。
近年日本における、その多くの思いは、SUVやミニバンのスポーティグレードなどに代わっていますね。
それらの憧れは時代とともに変貌しているようです。
今、日本に存在しているスポーツカーは、そんな背景もあり迷いは不要になりましたが、スポーツカーをつくるかつくらないかという英断ですね。
車への夢と希望と未来を思えば、スポーツカーも大切な存在であると・・
この日本においては、トヨタが旗をふり始めたことは、嬉しくまた力強く感じています。
今後、単なる移動の道具として終焉を迎えることなく魅力ある車として永続していくためにも、スポーツカーは、私たちに夢を語り続けてほしいと願います。