先日、京都に行きました。時間があったのでミニカー屋さんへ…
ミニカー鑑賞もいいものです。
その車の開発者の思いとミニカーに注がれた作り手の思いを感じるのもいいものです。
いいなと思ったものは、やっぱりそれなりのお値段でしたね。
でもそこで目に留まったのが、全長8センチちょっとのランチャ ラリー(1/43スケール )
1982年の世界ラリー選手権(WRC)に投入されたラリーカーです。
グループB最後のMR(ミッドシップ・リアドライブ)チャンピオンマシン…
このミニカー…そのクオリティからするとお値打ちに感じました。
値札は4,000円。10,000円以上の価値を感じ店主に聞くと、本当は10,000円以上なんですよと言われました。ちょっとセールストークにハマったかなとも思いましたが、気持ちよく買わせて頂きました。
この車は、もっとも美しいラリーカーなどと言われる車ですが、私は究極のミッドシップカーの一台だとも思っています。
ラリーシーンにおいて四輪駆動時代へ世代交代するまで、勝利を目指しストラトスの血統を受け継ぎミッドシップの特性を最大限に追い求めた性能は、後のフェラーリF40や初代ホンダNSXの開発にも影響を与えたもの。
エンジンはアバルト、シャシーはダラーラ、その高性能を着飾るデザインはピニンファリーナというイタリアの匠が造り上げたミッドシップラリーカー。
生産台数は出場規定に合わせロードモデルも含め200台(実際は150台前後⁇)の希少車。
日本にはロードモデルが10台ほど輸入され当時の販売価格は980万円。
最近のオークションなどでは1億円近い高値で取引されているものもあるようですね。
私はミニカーを通じてですが、その価値をちょっと感じたいと思いました。