10年ほど前にオープンしたポルシェミュージアム。
行きたいと思い、その5年後に弾丸旅行で行ってきました。
実際に行くと、あらためて歴史の深さを感じましたね。
私が以前に訪れたポルシェ博物館を振り返るとあれはあれでポルシェらしかったな…と
懐かしく思ったりもしました。
レース屋ポルシェという雰囲気…
レース屋フェラーリに対抗している存在がポルシェであったと思います。
売りをあまり感じさせなかったというか…
人の目を気にして化粧するようなところがなかったというか…
今は閉館された松田コレクションを思い出す雰囲気が印象的でしたね。
そんな雰囲気が昔のポルシェ博物館にありました。
ただ展示された車から放たれるオイルのにおいは、当時を思い出しました。
それと他のドイツのミュージアムもそうですが、これだけの貴重な展示車に柵がなく思いっきり近くで見れるのはうれしいですね。鼓動を感じます…
その当時のメルセデスやBMWのミュージアムも今では変わりましたが、大きく様変わりしたのがポルシェだと思います。
ポルシェが今月26日に発表した2019年上半期(1~6月)の決算によると上半期の売上高は134億ユーロ(約1兆6235億円)。前年同期の123億ユーロに対して、9%増加したとのこと。
2019年上半期の世界新車販売台数は、上半期としては過去最高の13万3484台。上半期の市場別実績では、最大市場の中国が4万2608台を販売。前年同期比は28%増、中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東地域も、20%増の5万7397台と好調です。
単一市場で、中国に次いだのはアメリカで実績は、3万257台。30年前はポルシェの最大市場はアメリカで販売先の6割を占めていたことを思うと中国市場の影響がいかに大きいかがわかります。
順調に経営が好転してしている中でのポルシェミュージアムは好調ポルシェの象徴のようにも感じます。
30年ほど前の経営危機は昔話だったのだとあらためて思うとともに時が経つのは早いな~と思ったりもしました。
ポルシェのロゴを冠した本社建物は当時と変わりませんでしたが、その周辺は当時の面影はなかったですね。
偉大な歴史があるからこそのミュージアム。
今後もポルシェらしさを求めてほしいと思います。