今、私は韓国のソウルにおります。
マスコミでは日韓問題の影響で、いかにも現地の雰囲気は悪いように伝わっているようですが、現時点では全くいつもの親切な人々との出会いで癒される時間を過ごしております。
デパート、スーパーをはじめ沢山のお店などにも足を運びましたが、私は今のところ日本製品の不買運動の確認はできておりません。
ひょっとすると日本製品の陳列数は少し減らしているのかもしれませんが…私にはわからないです。
ボイコットジャパンの張り紙…どこにあるのでしょうか…
実際は、そんな感じです。
あらためて思いますが、情報は慎重かつ冷静に判断しなければならないと思います。
さてソウルは、2年ぶりの5回目ですが、車事情は毎回進歩していることを実感します。
車そしてマナーも…良くなっていると思います。
初めて訪れた時は、クラクションの音と荒っぽいギクシャクとした運転の車が印象的でした。
時代の進歩…
路肩に止めてあった、プリウスハンターと言われるヒュンダイのイオニックを見て、そのことをさらに実感したりします。
韓国車全体としては、デザインは変わってきたな…と思います。欧州メーカーからのデザイナー活躍の影響は強く感じます。
ある意味自由にやっている感じが伝わるデザインですが、個人的には、勢いというか元気が伝わってくるところはよいと思っています。
メルセデスのSクラスの隣に、ヒュンダイのプレミアムブランドであるジェネシスが並んでいる姿を見かけましたが、その堂々たる存在感は大したものだと感じました。
韓国車の性能に関しては、長年の日本などからの技術の流出状況からも、もはや日本車とはそれほどの差はなくなってきていると想像します。
韓国車を代表するヒュンダイは、創業は1967年と日本の自動車メーカーと比較すると歴史は浅いですが、企業規模は今やホンダと同等か、それ以上…ヒュンダイグループでみれば、その世界的生産台数は、世界第5位です。
近年は為替や品質問題で営業利益は減益傾向ですが、その存在感は時間の経過とともに大きくなっていると思います。
商品は国をまたぎ循環をする…
この30年の韓国そして中国の車の進歩変化を見ると、そう感じます。
日本車の価値…あらためて韓国車をながめているとブランドとは何か…そのことを共有することの大切さを考えます。
商品は循環するが、構築されたブランドの価値は循環しない。
ブランド力…日本車にあらためて求めたい大事なことだと思いました。